春になったら

2014.03.15 Saturday

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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 

    生まれ故郷の古い実家が、商店街の拡張工事のため、この春に取り壊されることになった。
    古い町の古い家で、築100年を超えている。しかしもう人が住まなくなってから20年くらいになり、遅かれ速かれ取り壊しの必要があったので、今回の立ち退きは渡りに舟ではあった。
    来週には、取り壊し前の最後の訪問をする予定。


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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 

    中庭に面した廊下。
    ここでミニカーを走らせたりしてよく遊んだ。





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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 

    廊下の床には木のフシが抜けた穴があり、ビー玉転がしで、落とさないように細心の注意を払っていた。







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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 

    縦に長い家だったので、2階部分が前二階と裏二階の2カ所に分かれていた。
    裏二階へ上がる階段の電灯。屋根が傷み、天井が損傷してしまったまま。





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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 

    古い家なので、アルミサッシがほとんどない。
    人が住まなくなってから、冬は雪の重みで引き戸類の動きが悪くなった。




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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 

    壁に掛かったままの古い温度計。





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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 

    足の悪かった祖父が購入した。他にぶら下がり健康器もあった。
    しかし、祖父がそれらを使用したことを見た記憶は全くない(笑)。



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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 

    玄関から裏口まで、かけっこをして遊んだ。






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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 







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    MAMIYA RZ67 Pro2 SEKOR-Z 110mm/2.8W Fuji PRO400 







    天井が落ちたり廃屋同然のようにならず、まだ少しはきれいなうちに、人に迷惑をかけずに店じまいができることを前向きに考えたい。

    M3でもM9でも、このマミヤでも、たくさんの写真を残せたことが良かった。

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    コメント
    残された写真も大切ですが、それ以上に「写真を撮る」という行為が、記憶を確かなものにするのかなと思いました。
    愛着、覚悟、寂しさ、安堵・・・そうした感情が写真から伝わってきます。
    初めまして。
    RZ67の中判フォーマットが、撮影者のかつて住んでいた場所に対する思いをうまく伝えてくれるな、と一枚一枚見入ってしまいました。20年も誰も住んでいなかったのに、よくここまできれいに維持されていましたね。
    「生まれ故郷の古い実家が、商店街の拡張工事のため、この春に取り壊されることになった。古い町の古い家で、築100年を超えている。しかしもう人が住まなくなってから20年くらいになり、遅かれ速かれ取り壊しの必要があったので、今回の立ち退きは渡りに舟ではあった」。
    今の時代、商店街が拡張するというのは驚きです。道路の拡幅工事か何かあるのでしょうか。それともシャッター商店街時代から更に進み、商店街が自力をつけてきたのでしょうか。
    私は祖父母の家しか歴史のある場所に泊まったことはなく、住んだといえるほどの経験はありません。にもかかわらず最近そう家に何度か上がる機会があったのですが、そこでほっとしている自分に気付き、驚いています。この時期でも古い一軒家は寒いんですよね。でもブログを見せていただきながら、取り壊される前の20年間、借りるか購入して住んでみたかったと心底思いました。
    • by n.n
    • 2014/03/16 12:20 PM
     少し前の同じトピックに、廊下がギシギシという、、ことを書いた記憶がありますが、私の祖父の実家ももう15年近く誰も住まなくなりました。地方は同じような家がホントにたくさんあると思います。
     天井が低く、廊下も子供の頃にはあんなに長かった記憶があるのに今訪れるとこんなに短かったか、、、と、、京都辺にあればまた話は変わってきますが、日本は本当に自然が厳しく、古い家を維持していくことは難しいですね。
    eguchitakashi さん、こんにちは。

    仰る通りですね。写真を撮るという行為によって、もう一度家を良く見つめ直しました。今回は暗い室内だったので三脚を使ってじっくり構えたので、余計に被写体と対峙したという感覚があります。
    気持ちって、写るし伝わるものですね。ありがとうございました。
    • by NeoN
    • 2014/03/16 3:31 PM
    そこにある音や匂いまで伝わってきそうな写真。

    残したいものがある、それを「記憶」ではなく「記録」として残したい・・・・それが写真の原点だったのでしょうね。そんな基本的なことを思い出させてくれた写真たちでした。
    • by nine
    • 2014/03/16 3:32 PM
    n.nさん、はじめまして。

    コメントありがとうございます。
    この家は日中は町内会の事務所として一部スペースを貸していたのと、月に1度は集金のために父母が立ち寄っていたので、この状態を維持できたのだと思います。
    本当はもっと前に商店街の拡張ということで道の拡幅工事が計画されていたのですが、財政事情等で延期になるうちに、商店街は寂れ、実際には商店街は壊滅状態です。しかし道路の拡幅はやるということで、工事がやっと始まりました。雪国の雁木通りなので、住民が一斉に行動しないと立替や拡幅ができないという事情もあるかもしれません。今や、小学校が1学年1クラスになってしまった小さな街です。
    私がこの家に住んだのは、生まれてから中学校1年生までの短い期間(そのうち3年間は転校して他所にいました)だったのですが、やはり思い入れは強いです。家族にとって「家」というと、やはりこの家かなと思います。不思議ですね。
    • by NeoN
    • 2014/03/16 3:38 PM
    レオナルドさん、こんにちは。

    本当にそうですね。この家は雪国にあるので、今年のような大雪の年には、雪の重みで潰れて周りに迷惑をかけるのではないかと、ひやひやしていました。昨年は雪下ろしに人夫を雇ったら40万円くらいかかったそうです。石の建築と違い、木造建築は建て替えが宿命ですね。それが新しいイノベーションを生んできた面もあるでしょうが。。。ヨーロッパのように中世の街並みを今でもずっと残せるような地域が羨ましくもあります。
    • by NeoN
    • 2014/03/16 3:42 PM
    nine さん、こんにちは。

    ありがとうございます。
    記録として残そうと、じっくりとファインダーを覗いたことで、帰って記憶に残ったような気がします。
    中判カメラの撮影感覚と、今回の撮影は妙にマッチしたような気がしました。
    • by NeoN
    • 2014/03/16 3:44 PM
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