Spyder3printでプリンタプロファイルを作ってみる

2008.08.09 Saturday

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    以前もお伝えしたとおり、今回、自分の環境で好きな用紙のプリントプロファイルを作成できるSpyder3printを貸していただくことができました。
    プリンタの純正用紙に対しては、メーカーでもプリントプロファイルを配布したりしていますが、非純正の用紙では合致したプリントプロファイルが配布されていないこともあります。例えば、HPのプリンタでエプソンの写真用紙を使用したいというときに、HPのプリンタ用のプリンタプロファイルを作成できる、というわけです。

    プロファイルの作成では、
    1)作成したい用紙にカラー見本(パッチターゲット)を印刷
    2)専用のセンサーを使用して測色
    3)測色したデータから、プロファイルの生成
    という手順を踏みます。

    今回は、富士フイルムの「写真仕上げ Hi 光沢厚手」と、エプソンの「写真用紙 光沢」の2種類のプリンタプロファイルを作ってみました。

    まず、パッチターゲットの印刷では、その用紙を使用するときと同じプリンタドライバの設定をしなくては行けません。また、プリンタ側での自動補正がかからないように設定をしておかなくてはいけません。
    こんなパッチが印刷されてきます。





    Spyderでよいなあと思ったのは、プリンタの種類、使用したインクの種類、使用した用紙設定、パッチ作成の日時など、パッチをプリントしたときの基本情報が一緒にプリントされてくることです。いろいろなプリント用紙でパッチを作成していると、どのパッチがどの設定で作ったものなのかわからなくなってくるので、この機能は大変便利だと思いました。現機能では、この基本データは自分で入力をしなくてはいけないのですが、自動で情報を取り込んでくれたりしたら、もっと便利なんですがね〜(要望)。

    また、パッチの作成では、グレーおよびグレーに近い色の詳細な情報を取り込めるよう、グレー専用のターゲットを作成することができます。カラー情報と、グレー情報の2種類を合わせて、最終的にプリンタプロファイルを作成してくれるのです。
    最近の上級プリンタはグレー専用のインクが搭載されているものが多いので、非常に心強い機能ではないかと思いました。
    グレーパッチも読み込むと500色くらいスキャンしなくてはいけないのですが、まあ、やった分の効果が得られるのであれば、がんばります!(2枚続けてスキャンしていると、首が痛くなりますから休み休みやりましょうね・・・・)





    パッチを印刷したら、後はこの小さな四角いマス目を一つ一つセンサーで読み込んでいくわけです。パッチターゲットは標準(高品質ターゲットと呼ばれています)で225色ありますから、225個の取り込みを行います。もう、これは完全な手作業。しこしこやるだけです。225個というと大変な感じもしますが、実際には10〜15分くらいで取り込めます。データを取り込めば、後は自動的にプリンタプロファイルを作成してくれるので、ユーザーは特に難しいことはありません。

    実際に作成したプリンタプロファイルで印刷を行ってみましたが、プロファイルを持っていない用紙を使うときにはとても良いですね。
    HPでエプソンの用紙を使うと妙な色になることが多いのですが、今回プロファイルを作成して印刷したら、かなりマッチングの取れたプリントができました。特に、肌色がきれいに再現されたのは嬉しいですね。

    プリントして楽しむことを前提とした場合、モニタのキャリブレーションとプリンタプロファイルの作成はセットでやって初めて効果があるのかなと感じます。印刷はプリンタの特性やプリンタ用紙にかなり影響されますから、ここの部分のマッチングが取れるというのは、精神的にもとても安心できます。

    次回は、プロファイル作成に関する注意点や疑問点などについて書いてみたいと思います。







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