Spyder3 シリーズの実力を計る 衝撃の結果

2008.08.15 Friday

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    以前このブログで紹介した、Spyder 3 proの販売会社であるソリューションシステム社の廣田さんの言葉を覚えているでしょうか。
    「キャリブレーションをきちんと取った環境で印刷をすると、安いプリンタと安い用紙でもかなりの色が出ますよ。結果としてプリントサプライなどの費用の節約になるんですよ。私なんて4色プリンタを使ってもかなり追い込んでます。」
    これです。
    いよいよ、この言葉が本当なのかどうか、試すときがやってきました。
    我が家にはキヤノンのPIXUS860iという、古い4色インクプリンタがあります。2003年の発売ですから既に6年になります。最近では、ビジネス文書をモノクロプリントするのに使うくらいで、写真プリントは全く行っていません。というのも、メーカー配布のプロファイルを使って印刷をしても、プリンタドライバ推奨印刷をしても、イエローかぶりがひどく、全く正確な色が出ないのです。古くなってヘッドが消耗?してからは、特に色がずれるようになりました。今回、このプリンタでプロファイルを作り、Spyder 3 proとSpyder 3 printの実力を試してみようと思ったわけです。
    これがプリント結果です。





    上部がプリントした写真の画像です。
    モニタに少し蛍光灯が反射してしまって、ちょっと白っぽくなっています。

    左下が、プリンタドライバ推奨のプリントです。
    いつものようにイエローが強く、妙な色合いになっています。肌の色など、本当に頂けない感じになってしまうのもいつもの通りです。

    右下が、作成したプリントプロファイルを使用してのプリントです。
    いかがでしょうか。
    このプリンタで、モニタとこれだけマッチした色が出たのも初めてですし、そもそもこんなに深い色が出ることを知りませんでした。正直、「嘘でしょ??このプリンタでこの色が出るの?」ってくらい自分ではびっくりしています。プリンタの潜在能力をきっちり引き出してくれている感じです。

    いや〜、廣田さんの言葉は嘘ではなかったですよ(笑)。色のマッチングだけを見ると9色インクのHP8753と遜色ないです。もちろん、解像度、暗部のノイズや、中間色のざらつき具合などは全然違うのですが、パッと見はわからないくらいです。これだけの結果を出してくれるのであれば、十分投資に合うなあと思いました。

    しかし、HP8753ではここまで満足行く結果にならなかったんですよね、、、それはなぜ??? 
    なんとなく、キャリブレーションとプロファイル使用の印刷の秘密というか、ヒントみたいなもが感じられてきたのですが、、、まだ上手く表現できません。

    今日はここまでです。


    コメント
    検証お疲れさまです。
    借款シャドー側のつぶれが気になりますが
    色味的には原画と同一方向ですね。
    案外インクの数が少ない方がキャリブレートしやすいように感じます。
    4色で補間しにくい色味をフォトマゼンタとフォトシアンの2色を足した
    6色機あたりが一番扱いやすいのかと思います。
    これより数が増えちゃうと、ちょっとしたキャリブレーションの歪みが
    全体のバランスを崩しちゃうってことはないですか?

    基本的にプリンターの色は気温・湿度でも変わってきますので、
    毎回キャリブレーションするというのがよいのでしょうが
    非現実的行為ですからね
    どこで妥協して折り合いをつけるかも大事かもしれません。
    大昔は、何百万(1千万越もありました)という価格だったことを考えると
    うそみたいな金額で、これだけのことが出来るのですから凄いことですね。
    ふぉ〜すさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    >案外インクの数が少ない方がキャリブレートしやすいように感じます。
    私の拙いレポートでそこまで読み切るとは、さすがですね!実は私も、フォースさんのおっしゃるとおりではないかと想像しています。

    エプソンPX-5600のセミナーで、「1つの色(コード)をインクで表現するにも何通りもの組み合わせがあるので、全体のバランスなどを考慮してどのインクの組み合わせが最適なのかを判断させてなくてはいけない=LCCS(LogicalColor Conversion System)」という話を聞きました。
    この問題がもろにキャリブレーションに影響しているのではと思います。
    インク種類が多いプリンタでは、キャリブレーションの歪みと言うよりも、プロファイルの作成パターンと各プリンタ&ペーパーとの相性がかなり影響するのではないかと思います。
    逆にインク種類が少ないと、組み合わせパターンも当然減るでしょうからこの問題が顕在化しないのでしょう。


    • by NeoN
    • 2008/08/17 10:14 AM
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