映画『東京オリンピック』

2009.05.18 Monday

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    以前録画しておいた市川崑監督の映画『東京オリンピック』を観ている。
    市川崑の徹底した美意識とアスリートの動きの美しさの融合に圧倒される。
    いつも思うのだが、市川崑の映画はとても写真的だなあと思う。美しい構図、美しい光と影、そうしたものの連続写真のように見える。

    それにしても、たとえ優勝をしても派手に喜びを爆発させるのではなく、しみじみと喜びをかみしめながら、それ以上に相手との健闘を心から讃え合っている姿は、現代のオリンピックしか知らない自分にはあまりにも新鮮に映る。

    マラソンの給水所のシーンは特に面白い。今と違って、立ち止まってゆっくるジュースを飲む選手。飲み終わると「ありがとう」と頭を下げてから出発する選手。歩きながら林檎をかじる選手。円谷のドリンクはキューピーマヨネーズの空きケースに入れてありました(笑)。何とも素朴な時代だったんですね。
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