石牟礼 道子『苦海浄土』など

2011.06.26 Sunday

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    中村紋子
    メディア・パル
    ¥ 2,940
    (2011-05-12)


    中村紋子 さんの『silence』は、最近買った写真集。
    作品数は多くないけれど、なかなか良いです。世界観が。
    写真集の冒頭に彼女の文章があります。それがよい。
    ページ数からいうとちょっと高いけど、若手写真家へのお布施だと思ってぜひどうぞ。
    今、大阪:十三のブルームギャラリーで個展を開催中です。東京は残念ながら終わってしまいました。


    石牟礼 道子さんの『苦海浄土』。
    今、読んでいます。
    すごい。この本を知らなかったなんて恥ずかしい。この本を知って、良かった。私が知らなかっただけでずっと前から大変な名著ですが、本当に素晴らしいです。
    美しい日本語(熊本弁)で美しい人間や自然が語られています
    今起こっている原発の問題について考えるヒントがあると思います。












    中平卓馬 Documentary

    2011.02.16 Wednesday

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      銀座BLDギャラリーで「中平卓馬 Documentary」展をやっています。無料。

      中平卓馬さんらしい写真が満載でした。
      もはや仙人の域に達しています。
      銀座に行く機会がありましたら、ぜひ。

      あの伝説の写真集『来るべき言葉のために』も復刊されています。
      こちらはもはや説明の必要はないですね。巷に転がっている偽アレブレボケのモノクロ写真を圧倒的に駆逐する作品。
      家宝に一冊どうぞ。




      DAYS JAPAN 「一枚の写真が国家を動かすこともある」

      2010.02.25 Thursday

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        お久しぶりです。

        出版不況といわれて久しいが、雑誌の廃刊が続いている。

        『DAYS JAPAN』という月刊誌をご存じでしょうか。若いフォトジャーナリストたちが世界中から記名記事投稿しているグラフ雑誌だ。今時、グラフ雑誌というのは流行らないに決まっている。この雑誌もご多分に洩れず、廃刊の危機を迎えている。

        存続活動として年間定期購読者を増やすためのキャンペーンを行っている(3/9まで)。通常8700円(年間)が、7700円で申し込めるのだそうだ。定期購読者が目標に届かないと、継続が危ういという。

        写真のクオリティ、責任性を明確にした記名記事、ネットではなくモノとしての感触が残る紙面。なかなか良いと思う。
        社会貢献とは違うのだけど、写真を趣味にしている人間として、一枚の写真を求めて世界に出て行っている人間とそれを支える出版社を、ほんの少しサポートしてみたいと思った。世の中に不要だから淘汰され、なくなっていくのかもしれないけれど、、、なんかもったいないなあと。とりあえず、1年間読んでみようかな。



        ちなみにこの雑誌のキャッチフレーズは「一枚の写真が国家を動かすこともある」。









        フォト・グラフィカ 10月号 ついに森山大道!

        2009.08.23 Sunday

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          インプレスコミュニケーションズ
          ¥ 1,890
          (2009-08-20)

           今月のカメラ雑誌はつまらんなあ、、、と思っていたら、フォト・グラフィカが満を持しての森山大道特集ですね。これは買わなきゃいかんな。

          Coyoteのロバート・フランク特集 おすすめ!!!

          2009.04.25 Saturday

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            雑誌「Coyote」のロバート・フランク特集です。

            2月に発売されていたようですが、見逃していました。今日、雨の中、本屋さんで見かけて即購入。最高に面白いです。
            まず圧巻は、The Americansのコンタクトプリント。5本分も掲載されています。
            多くの撮影の中からどんな写真を選んでいるのか。そしてどのようにトリミングしているのか。写真家の考えていたこと、表現しようとしていたことを究明する面白い記事が載っています。アメリカ中を旅して、行き当たりばったりで写したスナップの寄せ集め。そんなあの傑作写真集のイメージとは違う、緻密に計算され尽くした「作品」への昇華の過程が垣間見られると言っても過言ではないか。いや、ちょっと言い過ぎか(笑)。でも、かなり興奮しますよ。

            ホンマタカシによる取材写真、ジャックケルアックの文章。

            ゴールデンウィークは、美味しいコーヒーと『The Americans』とこの雑誌で決まり。・・・って、2月発売だっつうの。。。。

            来るべき写真家 中平卓馬

            2009.03.25 Wednesday

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               いつの間にか、中平卓馬さんに関する評論集が刊行されていた。

              語り尽くせない写真家であることは間違いない。謎、謎、謎ばかり。

              でも、引き込まれる写真家である。モノクロ写真とカラー写真の違いを,彼ほど鋭く捕らえている人間もいないのではと思えてしまう。

              ハービー・山口 『LONDON 〜チェイシング ザ ドリーム』

              2008.12.15 Monday

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                また、写真集を買ってしまった。今年に入って、何冊目だろうか。

                ハービー山口さんのLONDON 〜チェイシング ザ ドリーム』。2003年に刊行されている。彼が23才でロンドンに渡ってから帰国するまでの10年間に撮りためた作品が収められている。今年の冬にブリッツギャラリーで開催された個展に行った際にも買おうかどうか迷って、結局買わずじまいだったもの。本屋さんやインターネットではなかなか見つけられなかった。

                日曜日に目黒にランプのシェードを見にインテリアショップに行ったので、そのついでにブリッツに寄ったのだ。目黒へはダイニングのランプシェードを僕が誤って割ってしまったので、代わりのものを物色に行く羽目に。割ってしまったシェードはフランス製のアンティークで、もう同じ物は手に入らない。フランスでも、手作りでランプシェードを作れる職人が激減しているとのことで、在庫限りのものが多くなっている。そのお店に、これまたアンティーク(と言っても、100年くらい前だけれど)のパイン材のダイニングテーブルが。元がパインなのでそれほど高価ではないが、それでもE-30のレンズキットが買えてしまう価格。作りもしっかりしていて、補修も良くできている。何より、天板の味わいがとても良かった。一緒に行った妻はもう買う気満々モード。自分の貯金から2/3を出すから買いたいと言い出した。どこにそんな金を持っていたのか。。。。結局そちらも購入。予定外のクリスマスプレゼントになってしまった。

                話がそれたが、ブリッツでもう一度この写真集を手に取る。前回見たときは、正直それほど感じなかったが、今回再度見直すといい写真がいっぱい収録されている。前回はそんなに惹かれた無かったのになぜ?フィルムを使い出したからだと思う。ライカのレンズを使い出したからだと思う。写真を見ていると「プリントが丁寧だなあ。トーンを良く残しているなあ。」と感心してしまう。この時代、ハービーさんはニコンFを使っていたらしいが、写りがとっても優しいのでライカかなと思ってしまう。

                最近ますますアナログなものに惹かれてしまう。アンティークのテーブル。レコード。フィルム。この傾向は、マズイですよ<^^;。

                写真集に収録されている作品の一部をこちらで見ることができます。僕が気に入っている写真が含まれていないのが残念ですが。

                ロバートフランク 『The Americans』

                2008.11.09 Sunday

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                  The Americans
                  The Americans

                  アマゾンで写真集を買いました。スナップ写真の古典であり金字塔であるロバートフランクの『Americans』です。
                  ずっと欲しかったのですが、洋書店でも8000円くらいの値がついていて躊躇していました。最近ドイツの出版社から再版されたからか、ユーロ安からか4000円くらいでアマゾンで購入できることを知り、即ゲットしました。昨日の深夜に頼んで、今日の夕方に届きました。(相変わらずびっくりです。)ハードカバーで作りもしっかりとして、紙質も良いです。

                  1ページに1枚ずつ写真がカタログのようにレイアウトされています。単純ですが好きなレイアウトです。2ページ見開きのレイアウトなどだと、真ん中の部分がよく見えなくて嫌なんです(笑)。

                  この写真集とウィリアムクラインの『NewYork』が写真界に与えた影響を、21世紀の写真家はまだ誰も乗り越えられていないのでは?、、、と、あるライターが書いていました。1枚の決定的瞬間で見せるのではなく、1冊の写真集=ストーリーで見せるスタイル。時代を切り開いた写真集ですね。

                  それにしてもけっこう写真集を集めたなあ、、、60冊くらいになりました。




                  JUGEMテーマ:写真


                  ガウディの宇宙 細江英公

                  2008.08.30 Saturday

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                    ガウディの宇宙
                    ガウディの宇宙
                    細江 英公

                    昨日は三重県の熊野方面へ出張だったのですが、名古屋周辺の大雨の影響で電車が立ち往生。名古屋に出たときには既に新幹線はありませんでした。結局名古屋に宿泊。現地での仕事は2時間。閉じ込められた時間を含めたのべ移動時間は16時間です。疲れましたよ(笑)。

                    実は古本屋を回るのが隠れ趣味なのですが、今日は近所のBOOK OFFが全品半額セールをやっていました。何かいいのがあるかなあと思って立ち寄ってみると、細江英公さんの写真集『ガウディの宇宙』を発見。ガウディは大好きな建築家で、いつかは本物を見にスペインへ行きたいなあと思っているのですが、そうそうチャンスは巡ってきません。
                    細江英公さんとガウディという取り合わせが、意外でもあり面白そうでもあり。
                    ちょっと高かったですが、半額!ということもあり購入しました。
                    これはいい!と思わせるカットが多く、満足です。ただの建築写真ではないところはさすがですね。
                    最終ページを見るとなんと11刷とありました。1984年発行で、6年間で11刷。定価15,450円の本がこれほど版を重ねるとは、、、今の時代、こういった重厚な写真集がここまで売れることはないでしょうね。そもそも出版されることさえ難しいでしょう。文化的にとても豊かな時代だったのではないかと思います。

                    『ライカの魔法』森谷 修

                    2008.08.04 Monday

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                      エイ出版から、またまた魅力的な本が出ました。
                      いつものように、あっという間に読み終わってしまうボリュームですが、、、、これを読むと欲しくなっちゃいますよ。
                      何というか、ライカ本にありがちないやらしさが無くて、しっとりした、良書です。写真好き、フィルム好きの方にはもちろん、デジタル一筋の方も読んでみると引き込まれてしまいますよ、きっと。

                      ライカの魔法
                      ライカの魔法
                      森谷 修